苦手な上司に感じるストレス対策のとっておきの方法とは?

上司からの納得いかない対応に
イラッとしたことはありませんか?

誰でも一度や二度は
経験があると思います。

むしろ日常的に感じている方も
少なくないかもしれません。

本当は、
仲良くできたらいいし、
コミニユケーションが上手く取れれば
楽しい職場になるのに……。

でも現実に目の前にいる上司は、
人の話を聞いてくれない、
自分勝手で、
すぐに感情的になる、
どう対応していいか分からない。

ストレスが積み重なって、
仕事に行くのもイヤになってしまう。

そんな中で、私はあることに気づいて
やってみたら、
ストレスが随分減りました。
そして、
会社に行くのが楽しくなりました。

そのお話をしたいと思います。
ご興味のある方は
最後までお付き合いくださいませ。

仕事に行くのが嫌になる

私がOLをしていたころの話です。

最初は事務の仕事でしたが、
仕事内容が変わり、
企画制作の手伝いもするように
なりました。
そこで私にはサポートすることが
求められていました。

上司はクリエイティブなこと、
そして緻密な作業をしていました。
アイデアが出る最適な環境を作り、
その邪魔をしないようにと、
私はとても気を使っていました。

ちょっとでも
バタバタと音を立てると
怒られる。

言葉にも気を付けて、
気に障らないように、
細心の注意を払っていました。
でもたまに、気を抜いて
不用意な発言をしてしまうことが
あります。
そのたびに、怒られます。

次第に上司の機嫌を取らないといけない。
と思うようになり、
いつも気が抜けなくなりました。

思うように仕事が進まないと、
上司がヒステリックになってきます。
その言葉を聞くのもキツイ!
そこに居ることが、しんどいのです。

あー、もうイヤだ、辞めたい

と、何度も思いました。

「今日は機嫌がいいので良かった」
「今日は機嫌が悪い、
なんかピリピリしている」と、

上司の言動や態度に
一喜一憂していました。

とにかく
上司が仕事をやり易くするために、
自分を押し殺して、
相手に合わせていました。
精神的にクタクタになり、
疲れ果ててしまいました。

仕事自体は好きだったのですが、
会社で上司と顔を合わせるのが
本当に苦痛でした。

上司へのアプローチを変えたけれど上手くいかず絶望する

とにかく、上司が何を求めているのか
分かりませんでしたが、
職場が楽しくないのは
耐えられないので、
何とか改善しようと、
自分なりに色々試みました。

想像力を働かせて、
多分いるだろうと思える
必要な道具や資料を用意したり、

行動の先を読み、
気を利かせたつもりの行為が、
上司にとっては余計なことだったり、
タイミングが違っていたり、

昨日OKなことが、今日はNG。

ガーン! 訳わかんない!?

上司のタイミングに合わないと、
露骨にイヤな顔をされます。
イライラがピークになっていないか、
気が気ではありません。

「じゃ~、どうすればいいの?」
相手の考えていることが全く分からず、

パニック状態、緊張状態が
続きます。

アプローチ方法も変えてみました。
場を明るくしようと、
話し方を明るくすると、
「ヘラヘラしている」と言われ、

真剣な感じて、少しトーンを下げ
淡々と話すと、
「あなたが暗いので、
こっちまで気分が落ち込む」と
言われました。

じゃ、何を求めているのか
聞けばいいのかなと、
質問してみました。

「今、手伝うことはありますか?」
「やっておくことはありませんか?」

と聞いてみても、

「別に……」とか、
「今はない」

そんな言葉が返ってきます。

でも、それを
言葉通りに受け取って良いのか?

「そんなことも分からないのか?」
「あなたはバカじゃないの?」
「能力が低いんじゃないの?」

と言われているように
感じ、落ち込みます。

「これ以上何をすればいいの?」
もう他に打つ手が考えられない。

出口のない道に迷い込み
お先真っ暗状態で、
絶望感を感じていました。

変えられることは何かに意識を向けた

そんな時にある文章を目にしたのです。

「過去と他人は変えられないが、
未来と自分は変えられる」

今まで、
どうしたら相手が良い反応を
してくれるのか?
相手の動向ばかりに意識を向けて
いました。

そして、相手の反応を変えようと
思っていました。
でも、それは無理なことだったと
気づいたのです。

相手は変えられない。
相手の考えや気持ちは相手のモノなので、
私が変えることはできません。

「では、どうすればいい?」

変えられるのは自分!

相手に振り回されるのではなく、
相手の反応がどうであれ、
自分が振り回されなくなれば
いいのでは?

相手の機嫌が悪かったとしても、
それは家庭でイヤなことが
あったのかもしれない。

仕事のアイデアが出なくて、
自分で自分に腹を立てている
のかもしれない。

私とは関係ない。
その不機嫌さは相手のもので、
私のものではない。

と、相手との間に
境界線を引くことにしました。

私がそこに巻き込まれることはない。
そうすると
気持ちがすご~く楽になりました。

しかし、頭で理解できても、
実際に上司の不機嫌な反応を見ると
心が折れそうになります。

また、自己否定が始まります。

それを何度も、押し返すように

「私はできることをやってる
相手が言うほど、
私はできないわけではない。
それは、相手の感情で、
私のものではない」

なんども、なんども……。
なんども、なんども……。

かなりしんどい時もありましたが、
私は振り回されない。

「上司は上司、私は私」

と、心の中で言っていました。

時には、トイレでひとり
つぶやきました。

自分の捉え方を変えてみた

こうして、
自分で変えられるものと
変えられないものがあることを
自覚し、
自分の捉え方を変えることに
集中しました

私は、
上司が私のことをバカにしている
と思っていたけれど、
自分で勝手に思い込んでいたことに
気づきました。

上司が攻撃していたのかも
知れないけど、
それ以上に
自分で自分を攻撃していたのです。

これはかなりショックでした。

上司から、ガーッと言われて、
頭が真っ白になって、すぐには
何も答えられなかったのです。

相手の反応にビクビクしたり、
オドオドしたりしていました。

上司がきっかけになりましたが、
この私の気持ちは私のものなので、
私が自分で変えられるのです。

そして、よく考えたら
ちゃんとできていることもある。

そう思うようになり、
自分の出来ていることに
意識を向けられるようになりました。

腫れ物に触るように接する態度が
余計、相手をイライラさせていた
のかもしれない。

そして、
目に見えている出来事だけでなく、
上司が、いじわるともとれる言動に
至ったのには、
どんな背景があったのだろう。

厳しい家庭で育ったのかも。
失敗は許されなかったのかも。
育った環境も違えば、
親から言われてきた言葉も違う。
当然、価値観も違う。

そんな見方をしたら、
私の対応で上手くいかなくても
しょうがない。
「上司も上司なりに大変だったのかも」
と、余裕さえ出てきました。

ですから、
上司と私の間に起こっていることに
振り回されることはない。

それよりも、
自分がどう捉えるかが大事だと
いうことが腑に落ちたのです。

相手を変えることはできない

今まで、
上司を変えるにはどうすればいいだろうか
にばかり意識していて、

上司が分かってくれない
上司が悪い
上司が変わるべきだ

と思っていました。

私がそう思っていたように、
同じ思いをしている人は多いのかもしれない。

でも、上司は、よほどのことが無い限り
変わりません。

変わらないことをがんばって、
自分が落ち込むことはないのです。

よく考えたら、
実は上司の反応を変えようとしていた。

「普通こうなるでしょう」と、
自分の思う反応に近づけようと、
私がコントロールしていたことに
気づいたのです

相手を変えようと
コントロールしようとしてもできません。

ここに気づいてない人もいるかもしれない。
変えられないものに執着していたことに
気づき、
コントロールを手放すことにしました。

そして、
自分が変えられるものは何かを考える。
それは、自分の気持ちや捉え方です。
全部、自分で決められるのです。

私は、相手に振り回されなくていい。
「私のままで大丈夫」と、
自分をちゃんと認められるように
なったのです。

そうすると、不思議なことに
相手の反応が気にならなくなって
きました。

そして、
上司のイライラは上司のモノで、
私のモノではありません。

押し返そう。

と、思えるようになってきたのです。

自分がコントロールできるもの

私はこうやって、不機嫌な上司のオーラを
自分に受けないように、
自分を保ってきました。

そして、自分がコントロールできる
自分の捉え方、感じ方、
出来事の意味づけを変えてきました。

これは、上司に限らず、同僚や部下でも
友人でも、家族関係でも、
同じことが言えるのでは?
と思いました。

自分にとって受け入れがたいことが
あったとしたら、
相手をどうにかしようと思って
コントロールするのではなく、
自分の捉え方に意識を向ける。

「あー、この人はこうやって
落ち込んでいるんだなー」

これは、この人の感じているモノなので
私のモノではない。

では、私はどう感じたいのだろうか?

不機嫌になることも、
ご機嫌でいることも
気にしないことも
自分で選べる。

そうだ!
私は、平常心でいよう。

私までイライラすることはないよ。
相手の感情をそのまま受けいれて
自分まで気分が悪くなる
必要はない。

相手の顔色を伺わなくても、
相手の機嫌を取るように
へりくだらなくてもいい。

どんな反応があっても、平常心。
落ち着いている。
快適でいることを選ぼう。
そのための練習の機会だ。

変えられる自分自身に意識を向ける。
自分の捉え方が変われば、
相手のペースに巻き込まれなく

なるのです。

上司は上司、わたしはわたし。

上司と自分は違う、
私がどう思うのかは私のもの。

ということができるようになってから、

ストレスは激減しました。

会社に行くのが楽しくなりました。

上司のことばかり気にしていたのが
気にならなくなりました。

「あー、またやってる」と、
ちょっと距離を置いて見られるように
なりました。

そして、相手より
自分に集中できるようになりました。

もともと好きな仕事でしたから、
上司が気にならなくなったら
仕事に楽しく行けます。

未来も変ったのです。

これはよく、クライアントさんにも
質問しています。

「相手の行為をどのような捉え方に変えられる?」

クライアントさんは、
大嫌いな人が、
自分に気づきを与えてくれた
「ギフトパーソン」とまで言う方もいます。

その方から受ける意味が
180度変わってきます。

まとめ

上司との関係でストレスを感じていると
その上司が次第に苦手な上司に
なってきます。

無理難題を言われたり、
何を考えているかわからない、
こちらの言うことを分かってくれない、
自分の正論を押し付けてくる。
理不尽なことを言う、
感情的になる。

そんな上司を変えようとしても無理です。

相手は相手、自分は自分

自分に意識を向けて、
自分がどう捉えるか、
捉え方を変えていきます。

相手に振り回されない自分を創ることに
意識を向けていく。

そうすれば、
職場が楽しくなり、
仕事も楽しくできる。
生活に潤いと充実感がもてるでしょう。

あなたも参考になることがあれば
やってみてくださいね。

私の体験がお役に立てたら嬉しいです。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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